名前:アリストロキア・ギガンテア
科名:ウマノスズクサ科
草丈:つる性
原産地:ブラジル
人気:マイナー

見た目は全く異なりますが、カンアオイと同じウマノスズクサ科の植物です。
「柿のヘタ(以下)」ことカンアオイさんと「見た目が異なる」と言われると、
ちょっと美人を期待してしまいますよね!
カンアオイとは別の方向に突き抜けた、アリストロキア・ギガンテアさんの
雄姿はこちら↓

アリストロキア・ギガンテア




















・・・なんだか見てはいけないものを見ている気がするのですが。

アリストロキア・ギガンテア 比較




















「ギガンテア」の名を冠するだけあって、とってもビッグサイズです。
手のひらより一回り大きく、そう、例えば人の顔がちょうど収まりそうな…。
つる性で花がほど良い位置に垂れさがっていることと言い、
「人間の顔面に張り付いて体液をちゅうちゅう吸う」ために進化したとしか
思えないこの形状…!




ちょうどよく地面にお花が落ちていたので、裏面を拝見↓

アリストロキア・ギガンテア おもて













アリストロキア・ギガンテア うら













なんか生々しい袋が付いてました。

ツボミの時期は下の通り↓初々しさを感じます。

アリストロキア・ギガンテア つぼみ

















アリストロキア=アリストス(良い)+ロキス(出産)で
花の筒状の部分(裏面の袋のことか?)を胎児に例えてつけられた名前らしいのですが、
確かにそれっぽいと言えばそれっぽいです。
可愛いベビーが出てきそうには思えない花ですが、実際のベビーも
さほど可愛い場所から出てくるわけではないので…。


お仲間、メキシコ産のアリストロキア・トリカウダタちゃん↓

アリストロキア・トリカウダタ


















インベーダーゲームを思い出しましたが、ギガンテアさんよりは愛嬌のある見た目です。
3本出てるチョロッとしたやつは何の役に立つんでしょうね?
それぞれ捻じれたり絡まりあったり、何なのかしら。



ギガンテアさん、ネットで調べたら「異臭がある(アンモニア系)」らしい…
さもありなんという見た目なのですが、近くで見た私は臭いに気がつきませんでした。
臭そうだけど、見た目ほどには、臭くないのかな?
でも見た瞬間に「こいつは臭いだろう」と思わせる感じと言うか、
何というか目に臭いので、もうそれで十分臭いということでいいと思います。


温室がある植物園では良く目にする植物です。
臭いかどうか嗅いで見るのもいいと思います。