名前:ヒスイカズラ
科名:マメ科
草丈:つる性
原産地:フィリピン(ルソン島)
人気:ややメジャー

青い花というのは人を惹きつける何かを持っているようです。
多分、単に(他の色に比べて)珍しいからだと思います。

そんな青い花の中でも、特異な青色を持っているのがヒスイカズラです。
ルソン島のジャングルからやってきた妖しのフィリッピーナ、
ヒスイカズラさんのお花はこちら↓

ヒスイカズラ 2房


















どうです、このヒスイ色と言うかプラスチック色の花!
私の愛用しているクリアホルダーの色ヒスイカズラUPにそっくりです




















近くで見ると、ちゃんとマメ科の蝶形花ですね。
やや緑がかった水色は、宝石のヒスイに似ている…かな?
どっちかと言えばトルコ石(あるいはクリアホルダー)を思い出す色です。

ただ、咲く寸前のツボミの様子はまさにヒスイ…というか「勾玉」です。

ヒスイカズラ つぼみ














ヒスイカズラ つぼみ下から















昔のまじない師が首から下げてるやつですね。
花柄は紫色で、この花の独特の雰囲気に一役買っています。

こういう色の花が他にないかと言うとそうでもありません。
ユリ科のラケナリア・ヴィリディフロラの青は、かなり
ヒスイカズラに近いものがあるように思います。
ラケナリア・ヴィリディフロラちゃんはこちら↓

ラケナリア ヴィリディフロラ


















ヴィリディフロラ=ヴィリディス(緑色)+フロラ(花)ですので、
青色と言うより緑色押しの花なんですが、
こちらもよく「ヒスイ色」の花として紹介されています。

ヒスイ色かなぁ?
他にも「エメラルドグリーン」と形容される場合もありますが、
それもちょっと違うような…

やっぱり、この色合いと言い、かすかな透明感と言い…
LIHIT LABのクリアホルダー・水色が一番近いと思うのですが。


ヒスイカズラが見たい場合は植物園に。
大阪だと咲くやこの花館で3~4月頃によく咲いてます。
そんな暇がない人は文具売り場に行けば、ヒスイカズラの色を
疑似体験できます。