●八重咲き DL(Double Late)
ボタン咲きチューリップとも呼ばれる。
花被片が40枚ほどの大輪で大きな花。

植物園でこれが咲いていると、どこからともなくマダムの集団が現れて
「あら~これがチューリップなの~!?バラみたい~」「ボタンみたい~」
と騒ぎ出します。
豪華で、花色も花形も豊富で、人目を惹く花です。
代表的な品種は「アンジェリケ」かな?

アンジェリケアンジェリケ?














↑「アンジェリケ」ちゃん。豪華ながらも、くどさのない可愛い花です。
2013年に見て回った中では「大阪府立花の文化園」と「大阪万博記念公園」、
「国営讃岐まんのう公園」にこの品種が植えられていました。
右の写真は「花の文化園」で撮ったんですが、ちょっと色が濃いかしら?
名札がなかったので、もしかしたら「グランダ」等の他品種かもしれません…。

↓「クリームアップスター」と「オレンジプリンセス」

クリームアップスターオレンジプリンセス














豪華ですが、この辺りはまだ花被片が少なめの品種です。
「クリームアップスター」は何だが美味しそうで良いですね!
「オレンジプリンセス」も微かに入った緑色がフレッシュで、いかにも
ミカン味がしそうな花です。

↓「ブルーダイヤモンド」と「ライラックパーフェクション」

ブルーダイヤモンドライラックパーフェクション














大人っぽい紫色の八重咲き2品種。
「ライラックパーフェクション」の方が少し明るい紫です。

↓「アレグレット」

アレグレット
















赤いのと黄色いのと、どっちが「アレグレット」かというと…両方かな?
ネットで検索してもいまいちはっきりしません。
多分、基本赤くて時々黄色が咲く品種なんだと思ってます。

↓「ウィローザ」

ウィローザ















これくらい開くと、八重遅咲き系が「ボタン咲き」と呼ばれる理由がよく
分かりますね。確かにボタンっぽい!
この「ウィローザ」は、インクで染めたみたいなピンク色でした。

↓「クイーンズランド」「センシャルタッチ」

クイーンズランドセンシャルタッチ














八重咲きで、しかもフリンジ付き。
特に「センシャルタッチ」は花被片の枚数が多く、迫力があります。
私の好みではないですけど…薄めのオレンジ色×超八重×縮れで、
何だか枯れかけのキャベツみたいなんですよね…。

↓「アイスクリーム」「新拓」

アイスクリーム新拓














際立った個性がある2品種。
どちらもかつては(今も?)高級品種だったようです。
「アイスクリーム」は花被片が非常に多く、ピンク色の内側から白色の
花被片がモコモコ盛り上がってくる奇妙な花です。
まぁバニラアイスに見えなくもないかな。
「新拓」は、ガクのように見える部分があるのが特徴。
一番下の花被片が緑色で、確かにガクっぽいかな?

私としてはチューリップらしい一重の花が好きなのですが、実際のところ
単色一重咲きはあちこちに植えられすぎて、陳腐化してしまってるようです。
目新しく美しい、八重咲きの品種が人気を集めるのは当然のことかもしれません。